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〈協力隊ブログ〉竹&たけのこの魅力

〈協力隊ブログ〉竹&たけのこの魅力

イノベーションの担い手となるのは「若者、よそ者、ばか者」であるとよく言われます。
そのような、積極的な姿勢で、様々な視点をもち、柔軟に動ける存在であるのが「地域おこし協力隊」です。
高梁川流域において活躍する協力隊の皆様の活動状況を、本ブログでもお伝えさせていただきます!
地域に新しい風を運び入れ、様々なヒト・モノ・コトをつなぐ活動につき、ぜひご注目ください!


真備町を竹、筍(たけのこ)の町へ

倉敷市真備町に移住して早半年、これまの協力隊通信では「真備町の水害からの復興」について情報発信をしてきましたが、これからは自分の活動について情報発信をしていきます。
まず、私のミッション(任務)について。私が倉敷市から受けているミッションは「ワクワクを創れ!」です。具体的には、真備町の大自然を活かし、アウトドアの息吹を真備町に吹き込むです。そこで、今回は自分が活動する上で大切にしている「真備町を水害の町ではなく、竹、筍の町へイメージを戻す」ことについて紹介しようと思います。

竹細工

合同会社まび竹工房

真備町には、長年培われてきた竹細工という技術があり、その竹細工を作る職人集団の工房としてまび竹工房があります。1990年に「真備町生きがい推進事業」として同好会という形でスタートし、今は、合同会社として、8名の職人が真備町の竹を使い、カトラリーなどの日用品やおもちゃ、置物などを作っています。私もイベントごとにお世話になっている工房です。
職人達が手掛ける竹細工は、イギリスのジャパンハウス(※)に展示されるほど、クオリティが高く、真備町の「たけのこ茶屋」や「倉敷アイビースクエア」などで販売しています。工房見学もやっていますので、興味がある方は、お問い合わせ(合同会社まび竹工房 086-698-8040)ください。

※ジャパンハウス:日本文化、日本の魅力を世界に伝えることを目的として外務省によってつくられた対外発信拠点。現在は、サンパウロ、ロサンゼルス、ロンドンの3都市に設置。ロンドンの店舗は2018年に開館。クリエイティブアドバイザーは無印のアートディレクターでもある日本デザインセンター㈱の原 研哉氏。インテリアデザインはユニクロなど店舗インテリアを手掛けるワンダーウォール㈱の片山 正通氏が手掛けている。

PR活動

① マルシェやイベントで竹細工の販売

サンマ祭り出店の様子
岡山タカシマヤで、8月3日から9日まで真備町の特産品や竹細工の販売を行ったほか、11月には佐賀県の「絆サンマ祭り2022 被災地から被災地へ」に参加しました。佐賀県のイベントは、3年前の佐賀豪雨をきっかけに復興イベントとして始まったもので、サンマ1000匹が会場で炭火焼にされ、来場者に振る舞われました。同じ被災地ということでこのイベントの中でブースを設けさせていただき、真備町のPRや特産品などの販売を行い、全国の被災された方々と交流を深めました。

② 門松

市役所の門松
毎年お正月に、倉敷市役所の玄関に大きな門松がありますが、実は真備町の方々が設置しています。今年は私も準備に参加させていただ
き、倉敷市真備町緑化協会「竹部会」の方々に作り方を教えてもらいながら作業を行いました。来年は、自分用にミニ門松の製作に挑戦し
ようと思っています。1月9日まで設置(10日撤去予定)していますので、よろしければぜひ見に来てください。市役所以外にも、真備町の吉備真備駅前にも設置しています。

③ まび復興竹あかり

まび復興竹あかり
まび復興竹あかり2022の準備に参加しました。竹あかりは、被災した年から真備町の復興のシンボルとして始まったイベントです。毎年、左上段のオブジェに加え、時事ネタのオブジェ(昨年は東京オリンピック)を制作しますが、今年はSNSと連携させた企画を行いました。9種類のオブジェを制作し、それらをつなぎ合わせ、1枚の絵にして、投稿してもらうという企画です。ちなみに9枚のオブジェを並べると下記の写真のようになります。
オブジェに使う竹を伐竹し、その竹を担いで山を登ったり、下ったりと日頃から身体を鍛え、体力に自身がある私でも筋肉痛で身体がバキバキになりました。(協力隊員になって一番体力を使った仕事かもしれません。)それでも真備町を勇気づけたいという気持ちの下、冬の寒さに手を震わせながら関係者全員で頑張りました。
ライトアップされると敷地内全体が暖かい光に包まれ、周囲を彩りました。点灯式を見に来ていた子ども達の喜んでいる姿を見たら、達成感と充実感を感じました。協力隊員として微力ながらも真備町の方のために貢献できた感じがしました。
イルミネーションは、1月8日まで(9日撤去予定))真備町のマービーふれあいセンターに設置しています。

まび復興竹あかり

 

編集後記

筍は昔から食材として親しんできましたが、地域おこし協力隊として真備町に来て、竹の魅力を教わりました。山に生えている1本の竹が、工芸品や地球環境にやさしい日用品となったり、復興のシンボルとしての街のオブジェになったりと、竹が持つサスティナブルなポテンシャルに自分自身がワクワクした1年間でした。
まだまだミッション(「ワクワクを創れ!」)からは物足りない活動内容ですが、来年は、真備町を舞台にしたアウトドア事業を計画しています。私たちがまだ気づいていない竹・筍・真備町の新たな魅力をワクワク事業で発見することができればと考えていますので、楽しみにしていてください。
来年は、個人のSNSを作り、SNSでも情報発信していきますのでフォローをお願いします。(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾

 


氏     名:吉田 大紘(よしだ まさひろ)
趣     味:バイク、格闘技
担当業務:真備町地区における新ビジネスの創出
任        期:令和4年6月~
出 身地:福岡県北九州市
前住所地:千葉県千葉市

スズキ株式会社を退社し、真備地区の地域おこし協力隊員として着任しました。
まずは、愛機、DR-Z400SM(もちろんスズキ車)で、真備町を中心に倉敷を周り、土地勘を持ちたいと思います。

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