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圏域市町村の紹介

高梁川流域について

高梁川は岡山県と鳥取県境の新見市花見山(標高1,188m)に源を発し、111kmの流れを経て、瀬戸内海に注いでおり、支流を含めると2,670平方kmの流域面積を誇っています。
備中領域の時代より、13世紀以上を経ても地域間の強いつながりが引き継がれています。
この高梁川流域に位置する7市3町は、地域経済を牽引する倉敷市が軸となり、地域の総合力をもって圏域全体の経済成長することを目標にしています。
新見市 高梁市 井原市 総社市 笠岡市 矢掛町 里庄町 浅口市 倉敷市 早島町
新見市
Niimi City
人口 27,495人/世帯数 12,741世帯(2022年6月30日現在)

豊かな自然を身近に感じる豊富な観光資源。
伝統ある黒毛和種『千屋牛』ブランドの確立。

岡山県の最西北端、高梁川源流域に位置し、東は真庭市、南は高梁市、北は中国山地を介して鳥取県に、西は広島県に接し、3つの県が三国山で接しています。明治期まではたたら製鉄が盛んに行われていましたが、現在は県内のぶどう主産地の一つとして、ニューピオーネ、ピオーネ栽培をはじめとする農林業や畜産業、また鉱工業や石灰産業を基幹産業としています。平成19年に、日本最古の蔓牛(つるうし)の系統をひく伝統ある黒毛和種『千屋牛』が商標登録認定を受け、千屋牛ブランドの確立に取り組み、県外からも人気を誇るようになりました。また、「井倉洞」「満奇洞」「千屋温泉」などの観光資源も充実しています。
高梁市
Takahashi City
人口 30,136人/世帯数 14,512世帯 (2020年1月1日現在)

歴史と伝統を今に伝える街。
特色ある美術館や図書館など文化施設も充実。

岡山県の中西部に位置し、「晴れの国おかやま」の名にふさわしい、穏やかな気候で自然災害が少ない地域です。 主幹産業は農業で農家数は県内で3番目に多く、主にトマト(桃太郎トマト)や、ぶどう(ニューピオーネ・シャインマスカット)の県内における主要な産地となっています。このほか、市内の工場では主に自動車部品や金属製品などが作られています。国重要文化財の「備中松山城」や、令和2年度に日本遺産に認定されたジャパンレッド発祥の地「吹屋地区」、国重要無形民俗文化財の「備中神楽」などの豊かな伝統文化を受け継いでいます。さらに、4年制大学と多数の高等学校がある学園都市として、学生や若者が集う街へと発展しています。
井原市
Ibara City
人口 38,064人/世帯数 16,657世帯(2023年1月1日現在)

海外での評価も高い『井原デニム(デニム生地)』。
美星町が日本で3番目の「星空保護区」に認定。

岡山県の南西部に位置し、西は広島県に接しています。高梁川支流の小田川の平野部に市街地が形成されており、北部は丘陵地帯で吉備高原へと続いています。ぶどうや明治ごんぼう、豚肉加工品などの特産品のほか、古くから繊維産業で栄え、『井原デニム(デニム生地)』は有名ブランドの生地として使用されるなど、海外でも高い評価を得ています。ほかに、自動車部品や電気機械器具などの製造業も盛んです。また、美星町観光協会と市が連携して、令和3年11月、星空版の世界遺産「星空保護区※(ダークスカイ・コミュニティ部門)」にアジアで初めて認定されました。
総社市
Soja City
人口69,699人 世帯数29,550世帯(2023年8月31日現在)

岡山市・倉敷市に隣接する西日本の流通拠点。
歴史文化を大切にしながら、街としての発展を続ける。

岡山県の南西部に位置し、東は岡山市、南は倉敷市の2大都市に隣接しアクセスも良好です。かつて古代吉備の国の中心として栄えた地域であり、数多くの古墳が残されている歴史の街です。県内有数の観光名所「備中国分寺」の境内にそびえる五重塔は、国の重要文化財に指定されています。高度経済成長期の昭和40年代頃からは、県南工業地帯の発展に伴い、宅地開発が進みました。その優れた立地環境からその後も多くの企業が進出し、雇用促進、人口増加に繋がっています。歴史に培われた吉備文化と、高梁川の恵みをはじめとする豊かな自然環境を背景に、住宅都市・学園都市として近年ますます賑わいをみせています。
笠岡市
Kasaoka City
人口 45,527人/世帯数 21,986世帯 (2022年12月31日現在)

海・山・島の豊かな自然に囲まれた穏やかな街。
福山都市圏を構成する都市の一つとして発展。

岡山県の南西部に位置し、西は広島県福山市と隣接し福山都市圏を構成する都市の一つで、福山市と文化的・経済的に深い結び付きを持っています。海に面した南側は笠岡湾干拓地が広がり、市街地が発達しています。水産業が盛んですが、近年では農業企業の進出や植物工場の建設など先進的な農業の拠点にもなっています。令和元年に、笠岡市沖、瀬戸内海の中心に浮かぶ笠岡諸島を含む「せとうち備讃諸島」が、日本遺産に認定されました。笠岡諸島は7島が有人島で、かつて採石地として栄えた北木島や、国指定名勝 白石島が有名です。また、笠岡市は生きた化石と称されるカブトガニの繁殖地でもあり、その博物館は街のシンボルにもなっています。
矢掛町
Yakage Town
人口 13,444人/世帯数5,440世帯 (2023年1月1日現在)

旧山陽道の宿場町の面影を残す文化の町。
倉敷市に隣接した便利な環境。

岡山県の南西部に位置し、町の中央には小田川の清流が流れ、自然豊かな里山が広がっています。温暖で晴れの日が多く、冬でも積雪はほとんどありません。水稲や果樹、野菜など幅広い作物の農業が盛んで、新規就農者への支援も充実しています。また、平成21年度に「矢掛町ブランド」事業を創設し、矢掛町ならではの特産品のPRに励んでいます。
県下の町村では最も人口が多く、矢掛市街地と小田市街地の二つの市街地を持ち、その間にある中川地区が商業地区になっています。近代、旧山陽道の宿場町として栄え、現在も往時の町並みが残る事で知られています。令和2年には、市街地中心部の「矢掛宿」が重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。また、令和3年には「道の駅山陽道やかげ宿」がオープンし、さらなる賑わいを見せています。
里庄町
Satosho Town
人口 11,205人/世帯数 4,558世帯 (2020年1月1日現在)

温暖な気候と充実の交通網で暮らしやすい。
教育・文化の振興に積極的に取り組む、活気ある町。

岡山県の西南部に位置し、東西に広がる平野部が町の中心部となっています。JRや国道が通り、ICにも近く県内外からのアクセスが良好です。温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、四季折々の花々が町を彩ります。面積12.23平方キロメートルのコンパクトな町ですが、町内には製造業を中心とする多くの優良企業が立地しています。町の特産品としてPRされている『里庄まこもたけ』は、タケノコのようなシャキシャキとした食感が特徴で、中華料理では高級食材として使われています。
また、町としては教育・文化の振興に積極的に取り組み、図書館や文化ホールなど県下でも有数の施設が整っています。
浅口市
Asakuchi City
人口 33,382人/世帯数 14,425世帯(2023年1月1日現在)

各地区の特色を生かした多種多様な産業が盛ん。
数多くの天文施設がある、星降るベッドタウン。

岡山県の南西部に位置し、瀬戸内海に隣接する自然豊かなまちです。産業はそれぞれの地区で特色があり、金光地区の造園業(植木)、鴨方地区の製麺業(手延べそうめんやうどん)、寄島地区の漁業(牡蠣のほか、シャコ、ヒラメ、カレイなど)、そのほかにも、醸造業(主に酒造)が盛んです。また、梨や桃など果物の生産や、帽子やストローの伝統産業も行われています。
日本の歴史公園100選の「かもがた町家公園」や瀬戸内海に浮かぶ多島美を一望することのできる遙照山があり、自然と歴史を感じることができる街です。また、晴天率の高さや星空の美しさなど天体観測に優れた環境で、東アジア最大の天文台がある街としても有名です。
倉敷市
Kurashiki City
人口 482,250人/世帯数 212,691世帯 (2015年10月1日現在)

暮らしやすい都市機能と、恵まれた自然環境が共存。
全国的な知名度を誇り、進化し続ける都市。

岡山県の南中央部に位置し、市の中西部を高梁川が北から南に流れ瀬戸内海へと続いています。有名な観光地として、白壁の町並みが残る倉敷美観地区、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋などが知られています。岡山県下では東に隣接する岡山市に次いで第2位(中国地方では第3位)の人口を誇り、交通利便性などの都市機能を備えています。水島臨海工業地帯には日本有数のコンビナートが形成され、石油化学・鉄鋼・自動車等を中心とした工場が建ち並んでいます。本社を置く製造業(工業・食品・被服)も多く、繊維工業が盛んな児島地区では、学生服や制服(ユニフォーム)の生産高が日本一を誇り、また国産ジーンズ発祥の地として全国的に認知されています。
早島町
Hayashima Town
人口 12,648人/世帯数 5,155世帯(2023年1月1日現在)

交通の利便性が高く、緑豊かなベッドタウン。
大型施設の立地に適したアクセス良好な広域連携都市。

岡山県の南中央部、岡山市と倉敷市の間に位置し、北部には丘陵地が、南部には干拓地の田園風景が広がる緑豊かなベッドタウンで、県下で最も面積が小さく最も人口密度の高い町です。かつて早島はイ草や畳表が主要生産品で「イ草のまち」と呼ばれ、また「干拓のまち」「旗本の陣屋まち」「金毘羅往来のまち」としても栄えていました。現在は、東西を国道2号が、南北を山陽自動車道、瀬戸中央自動車道が貫くという交通の要衝を生かし、中国・四国地方屈指の規模を誇る岡山県総合流通センターや、西日本有数の大型コンベンション施設が立地しています。県内外からのアクセスが良好な広域連携都市として発展しています。
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